EM医学の検証「体験者の事例報告」①

昨年EMウェルネスセンターに設立された医療法人照甦会沖縄照甦クリニックの1周年を記念し、冒頭のタイトルでの事例報告会が行われました。EMウェルネスセンターの下手にある沖縄県北中城村営の「あやかりの杜」2階多目的ホールが、立ち見席となるほどに多数の方々が全国から来てくれました。

沖縄照甦クリニックはご承知のようにEM医学を検証推進するためのクリニックです。常々述べているように私たちは微生物の海の中に生きており、その微生物が有用(善玉菌)か有害(悪玉)かによって、環境はもとより、動植物生産や人間の健康状態が決まるという微生物の生態学的原則に従っています。

EMを自然界や1次産業の生産現場や日常的な生産活動や生活の中で空気や水のごとく活用すると、私たちを取りまいている微生物環境を有用(善玉菌)な状態に保つことができます。改めて述べるまでもなく、EMは嫌気的な性格が強いため、現在の酸素分布(大気の21%)では優勢的に増えることは困難であり、放置すれば自然界では必ず少数派になり、その力を発揮することはできません。

EMの本質的な効果は、EMの酵素が作用して現れる抗酸化作用と非イオン作用と重力波と想定される三次元(3Dヘリカル)の縦波波動の複合的な機能による蘇生現象(シントロピー)によるものです。したがって、EMの酵素作用が累積すればEMは生きてなくてもその作用は残りますので、EMの生存条件を考慮せずに使い続けることが、EMの本当の効果を引き出すコツと言えます。

すなわち、効果が出るまで使い続けて、効果が現れるようになっても空気や水のごとく使い続けるとさらにレベルが高くなって、あらゆるものが蘇生的となるシントロピー現象が現れてくるということです。コンクリートや塗料にEMを封じ込めると、その酵素の触媒作用が固定されますので、EMウェルネスセンターのホテルコスタビスタのように、崩壊しかかった古い建物でも蘇生化してしまいます。この場合も日常的な掃除や水まわりの管理をEMで徹底すると蘇生現象はさらに強化され、半永久的な活用も可能となります。ホテルコスタビスタは3年半前に比べるとさらに強度は高くなり、数年ぶりに訪ねる人々を驚かせています。したがって「低温期にはEMが増えないから使わない」というのはEMの活用の原理からいえば根本的に誤った考え方であり、春夏秋冬、乾湿の多少に関わらず、EMを常に使い続けることが肝要です。

EM医学は、EMの持つ本質的な効果によって病気が発生しない環境をつくり、病気にならない健康管理を主たる目的としていますが、この原理を活用すると、不幸にして現代の医学で治療の方法がないとされる難病に対しても自然治癒力を取り戻すことが可能となってきます。

今回のEM医学の検証においては、冒頭に照甦会理事長の杉本先生から、日本の医療が病気を治すことに集中し、病気にならないことに対する医学の認識が充分でないことを、他国と比較の上で具体的な事例をあげ解説していただきました。その上で病気にならないために、本質的な対策は生命体を取りまく最も微細な生命環境である微生物相を有用な微生物(善玉菌)が占有する状態にすること、すなわち、生活環境はもとより体内の環境もEM化すべきであることを力説され、「EM医学の目標」を明確にしてくれました。


EM生活の実践

杉本先生のお話とまるで申し合わせたように、12年前から「EM生活」を徹底して実践している横須賀市の浜田利治さんの事例報告は、まさに「EM医学のめざすもの」の結論的な内容となっていました。

長男のアトピー、次男のアレルギーなどなどの、典型的な過敏症のため、ありとあらゆる方法を試みたが状況は悪化するのみという現代の常識のジレンマに陥っていたところ、EMに出会ったとのことです。

基本は良質の活性液や発酵液をつくり、掃除、洗濯、お風呂、トイレ、塗布などなど、EMを活用できるあらゆる場に使った結果、兄弟の過敏症は完全に克服できるようになり、ご自身も根本的に体質を改善した事例を楽しく報告してくれました。詳しくはEM医学国際会議の事務局から事例集として発行する冊子に譲りますが、浜田さんは様々なEMの活用経験からEM活用のエキスパートになり、今ではご自身がEMになったような状況に進化しているということです。

すなわち、すべて自己責任による「EM生活名人」となっており、安全、快適、低コストで身のまわりに起きる健康や環境問題に対し即、EM技術で解決できる匠になっていることです。私は常々、「EMの活用は楽しみや喜びを見つけ、さらに進化し楽しみや喜びを創ること」「その情報を他の人々に伝えさらにレベルの高い楽しみや喜びを切り開いていく善循環的生き方の創造である」と説明してきました。

浜田さんの報告はまさにプロフェッショナルで、クリエイティブで、独創的なものですが、この成果は五感と第六感を働かせたEM活用後の観察力と感知力によって出来上がったものです。すなわち、EMを活用する前の状況を明確化し、その後の使い方による変化を徹底して調べ、感知できるようになったということです。ご自身はもとより子どもたちのウンチと食べ物やEMXゴールドなどの飲用量との因果関係や、オシッコの味まで確認するという徹底ぶりで、各種EM関連商品の活用ぶりも名人の域に達しています。

元気はつらつ楽しそうに発表している若々しい浜田さんからは、かつて病弱であった姿を想像することは不可能であり、子どもの難疾患やアンチエイジングはもとより、高齢化にかかわる日本の医療問題に対する根本的な答えを出していると言っても過言ではありません。 

EM医学の検証「体験者の事例報告」②

前回は、EM医学の基本的な考え方と「EMを日常的に空気や水のごとく活用する『EM生活』は、病気と無縁となる人生を歩むことが可能である」事例を紹介しました。今回は、EMのシントロピー(蘇生)作用の事例について説明したいと思います。

①網膜色素変性症に対するEMの使用経験について

事例報告してくださったのは、徳州会病院の最高顧問で中種子クリニック院長の高野良裕先生です。網膜色素変性症(緑内障)は目の網膜に異常をきたし、視野が徐々に狭くなり、色を判断する識別能力も低下し、モノクロ写真のように変性する遺伝的、進行性の眼病です。

この眼病は進行も止められない難病で最後は失明に至りますが、医学的には過去に1例も治ったという報告はありません。平成18年頃から高野先生は階段の上り下りにも支障をきたし、近い将来失明することを覚悟しておられました。当時、EM飲料やEMパウダーで改善された例をお話ししましたが、なかなか本気になってくれませんでした。

平成20年8月に、EM飲料で筋萎縮性側索硬化症(ALS)が劇的に改善されている眞井さんと面会したことがきっかけとなって、EM飲料とEMパウダーを素直に飲むようになりました。

数週間で視野がまぶしくなり識別能力も高まり、11月のEM医学会議にはその経過を報告。種々の検査結果からも明らかに進行は止まり病状は改善しており、この難病で治った世界初の事例になるのではないかというコメントもいただきました。

それから半年後、これまでは必ず手助けしてくれる秘書同伴の参加でしたが、今回は東京から1人で元気に何の不自由もなく会場まで来られ、関係者をびっくりさせたのです。昨年11月からEMパウダーの飲む量を増やした結果、視野はさらに広がり、5色のボールペンの色も識別できるようになったとのことです。

今では自信を持って同様の眼病を持った方々のお手伝いをしていますが、いくつかの期待すべき結果が現れ始めているとのお話でした。現在の医学では「遺伝的で進行性」となると治療法がないとしてあきらめてしまいがちですが、EMの持つシントロピー(蘇生)作用は数々の奇跡的な現象を引き起こしています。

眼病の大半は紫外線などを含む強いフリーラジカルが原因となり、DNAの機能不全に結びついていると考えられていますが、EMにはフリーラジカルを消去する力とフリーラジカルにより破壊された機能を回復させる力があることも徐々に明らかとなってきました。

EM飲料を1日5~8回点眼し続けただけで白内障が消失したり、緑内障の進行が止まったという話は枚挙にいとまがありません。中には数年間続けているうちに網膜欠損症が完全に復活したという報告もあります。信じられない話ですが正にEMの蘇生力と言えるものです。

②多発性嚢胞腎「欠陥身体の再生工場」(EM生活の丸9年)

多発性嚢胞腎は遺伝的な病気で、腎臓の中に無数の嚢胞と称される水疱ができ、腎臓が腫れてしまう難病です。今回は両腎を摘出し透析を続けている北海道の沢井一さんから報告してもらいました。

多発性嚢胞腎になり、腎機能が失われ透析に入っても予後が悪く、あらゆる手立てを尽くしても悪くなる一方で、様々な経過をたどって運良くEMと出会うことができたそうです。沢井さんは腎臓の他にもいろいろな疾患を持ち、精神的にもかなり厳しい状態にあったようですが、EMやEM飲料等々を含めあらゆるEM製品の活用を試みたそうです。

その結果、最悪と思われた症状は徐々に改善され、いつの間にかEMのボランティア活動を通じ多くの人々と知り合い、その流れの中で人間関係はもとより物事の本質を見抜く力が向上し、結果的に人生の悟りを感知するようになったとのことです。

沢井さんの話では、EMを活用し始めると欠陥だらけの体が徐々に修復再生されるような変化が認識されると同時に精神面でも進化し、今では、過去最悪な状態になったことも自分を向上させるプロセスであり、過去をすべて肯定できるようになったとのことです。「悟りの基本は過去をすべて善と認め必要必然であったということから始まります」が、難病になり苦しみながら人生の途中で幕を閉じる場合に、そのように考えるのは容易ではなく、ある種の納得的なあきらめになってしまいます。

常に死を覚悟しつつ、健康を回復するということは真の意味で生きていることの冥利を知ることになりますが、EMと出会って沢井さんは今ではとても難病とは思えず、元気はつらつと覚者の日々を送り、EM活動を通し多数の人々に幸福をプレゼントしています。

EMの持つ抗酸化作用は過剰な体内のフリーラジカルを消去し、無害化してくれます。同時にEMの非イオン化作用によって体内に電気的に結合していた重金属や化学物質等の汚染などは切り離され体外へ排出されてしまいます。そのため細胞間の結合(ギャップ)を正常化し、細胞間の神経伝達網(コネクション)を強化し、代謝を円滑化する作用があります。

まだ仮説のレベルですが、EM特有の3Dヘリカル構造(ラセン)から発生する立体波(重力波)が機能し、細胞や組織に励起的なエネルギーを与えていると思われる現象が種々確認されています。EM飲料やEMセラミックスをはじめ多くのEM製品には電磁波や放射能などの有害作用を無害化する力を持っています。また、植物などにおいては紫外線を光合成に活用していると思われる例もあります。このような励起的な現象は植物、人間、建築物、各種機材のすべてにおいて認められています。すなわち有害な波動やエネルギーがEMの3Dヘリカル(ラセン)によって使えるエネルギーに変わったと言えるものです。粘土に混ぜて1200℃で焼成しても光合成細菌の遺伝情報が失活しないという現実を考えると、シントロピー(蘇生)現象を否定することは困難と言えます。 

EM医学の検証「体験者の事例報告」③

前回は不治の眼病とされる網膜色素変性症と多発性嚢胞腎についてEM資材を総合的に活用した結果、ほぼ正常に回復し、機能している例を紹介しました。病気の原因は多様なストレスの結果、細胞の代謝やDNAが機能不全になったといえますが、EMの持つ抗酸化作用と非イオン作用や重力波と想定される、三次元構造から発生する触媒的なエネルギーによって代謝が正常化したものとして理解されます。今回も前回に引き続き難病に対する実例を紹介したいと思います。

①関節リウマチ

関節リウマチは自己免疫が主に手足の関節を侵し、その結果、絶え間ない関節病が続き、時間の経過と共に変形を生じる炎症性自己免疫疾患として認識されています。発表いただいた宮城直喜さんは建設業を営んでいましたが関節リウマチがひどくなり事業が続けられなくなってしまい、車イスのお世話になるくらい悪化していました。

平成18年の8月からEM医学の基礎となっているEM資材を活用し、EMウェルネスセンター内にある沖縄照甦クリニックの健康指導を受けるようになりました。痛みは劇的に減少し、炎症反応も時間の経過と共に正常化し、日々の生活に介護は不要となってしまいました。

今では元気はつらつで日々の生活を楽しんでいますが、あらゆる医療機関で治すことは困難と言われ、悪化の一途をたどっていた訳ですから、当人は奇跡的という言葉を何回も発していました。EMには従来言われている薬理的な効果や因果関係はありませんが、損傷した組織や細胞に励起的なエネルギーを付加していると思われる現象が多々見受けられます。

この現象はEM資材の断熱効果や自動車や家電製品の大幅な省エネ効果や汚染された空気や水がEM処理された部分に接触すると、瞬く間に浄化される現象からも確認することができます。

EM資材を塗料に入れて活用すると光触媒(酸化チタン等々)とまったく類似の現象が認められており、近い将来、光触媒に置き換わる資材としても注目されています。人体の機能や代謝のほとんどが酵素タンパクによる触媒作用によって支えられていることを考えると、EMはそれらの機能不全に対し触媒的に励起エネルギー(反応に必要なレベルの高いエネルギー)を付与していると理解すべき性質を持っています。

②パーキンソン病

中脳の黒質でつくられる神経伝達物質の1つであるドーパミンが減少して起こる病気として認識されていますが、ふるえ、動作緩慢、起動や止動の制御が困難となり、小刻み歩行、表情筋が弱くなるため引きつったようなパーキンソン特有の顔といわれる表情が現れてきます。現在のところ病状の進行を遅らせることはできても治すことは困難な病気です。今回は平成10年8月に発表し、翌11年から10年間EM飲料を活用している沖縄在住の女性(ORさん)と、埼玉の和光市にあるEM-X予防医学研究所の田中茂先生の報告がありました。

ORさんはかつて医療関係で活躍していただけに、この病気のことは十分に理解しており、まさか自分がと疑ったそうですが、外出も次第におっくうになり、とうとう引きこもり状態になってしまったとのことです。その頃にEM飲料でパーキンソン病が楽になるという情報を得て飲み続けているうちに家族の手助けも不要となり、一人で外出できるようになり、日常生活を楽しく送っています。もちろん、ドーパミンなどの薬にも世話になっていますが、過去の経過を考えると奇跡的なことです。

田中先生からは4名のパーキンソン病の患者にEM資材を総合的に活用した事例が報告されました。3名は2週間程度でふるえや動作の緩慢が収まり、パーキンソン特有の表情も消え、日常生活に支障を来さなくなったそうです。残りの1名については顕著な効果は確認されていませんが、引き続き経過を見たいとのお話でした。田中先生は、この劇的な成果をふまえ、パーキンソン病でお困りの方にこの情報を提供し、すでに34名の患者のお世話をしています。

初期の軽度の人なら1~2週間で正常になる例が多く、進行が進んでいても回復が認められる例も多く、パーキンソン治療の決定打になるのではないかと期待しています。EMの持つ種々の機能を考えると、パーキンソンに限らず、EM生活を徹底すれば日々の生活が快適であるばかりでなく難病のリスクも未然に防ぐことが可能といえます。

③腎臓病による透析者のEM活用

我が国の透析患者は年々増える一方で、透析を始めると食べ物や生活に様々な制約がかかり、回復する見込みはないとされ、生活の質に多くの支障を生じます。今回は佐賀県の武富守人さんに「EMに支えられた私の20年」というタイトルで発表いただきました。

透析が始まったころからEM飲料などを活用していたため病状の悪化はかなり抑えられ、日常生活には支障がなく「本当に透析患者なのか」とよく聞かれたそうです。特に平成19年からスタートしたEM資材の総合的な活用と沖縄照甦クリニックの始動で劇的に変わり、体調も著しく良くなり、18項目もあった異常値が13項目に減り、さらに残っている異常値も正常値からわずかにずれたものが多く、このままいけば近い将来、透析をしないですむのではないかという期待が持てるような状況になっています。

顔色が黒ずんで透析せねばならない状態にあった人が、EM資材の総合的な活用により、透析をしないで正常な生活に戻ったという例はかなりあります。来年度の6月上旬に予定している「EM医学の検証」では経過的に正確なデータをとった事例がありますので、発表してもらう予定にしています。

その他、C型肝炎のウイルスが完全に消失した例もかなり報告されていますが、次年度に発表してもらうことにしています。さらにはアルツハイマーに関する朗報もありましたが、11月に行われるEM医学国際会議で紹介する予定です。

以上3回にわたって難病に対する「EM医学の検証」の結果について解説を兼ね要約しましたが、ALSをはじめ、現代医学では対応が困難とされる数々の症例で劇的な成果が上がっています。難病でお困りの方は以下のクリニックでご相談ください。

 

沖縄照甦クリニック(沖縄) TEL:098-935-1280
あかね台眼科脳神経外科クリニック(横浜) TEL:098-935-1280(同上)
EM-X予防医学研究所(埼玉) TEL:048-461-2009

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site owner 石王耕造

1940年12月生まれ、現在76歳。行政からは年齢的に後期高齢者と認定されてますが、まったく気にしません。そのおかげもあってか肝心の身体も健康で、頭もクリアーです!帯広出身、仙台在住。